ダイビングで緊急時にとる対応

海へ潜れダイビング!「ダイビングの魅力」

ダイビングで緊急時にとる対応

ドライスーツというものは最近ではかなり信頼性が高くなってはいるのですが、といっても、水中での予期せぬ事態に対応出来るように準備が出来ていなくてはいけません。特にCカードを取得する時や、ドライスーツを購入する際にインストラクターは、水中で起きるかもしれない事態にどう対処すべきか教えてくれるはずです。ここでは大まかにそんなリスクと対処法を書いておきますが、なるべくしっかりとインストラクターの話を聞いて安全にダイビングを楽しめるように心がけけましょう。

吸気バルブが開きっぱなしになってしまった場合

この事自体はまれですが、自分自身が対処法を知っておくことで自信を持ってダイビングをすることができるようになります。緊急時の能力について頻繁に練習することをお勧めいたします。ドライスーツをキチンとメンテナンスしていないケースに起こりうることの一つとして、吸気バルブが開きっぱなしになってしまいます。という事態があります。もしこれがおきると、ドライスーツ内部に継続してエアが送りこまれる事になります。

最初に行なうべき対処法とは?

もし吸気バルブが開きっぱなしになってしまったケース、最初にすべき事はすぐに、ドライスーツにつながれている中圧ホースをスーツから外す事です。 そして、それと同時にスーツ内の余分な空気を排気バルブから排出します。ドライスーツについている排気バルブがオートマチック型であれば、おそらく上記の二つの動作を同時に行なう事ができると思います。

もし、手動排気バルブが装着されている場合は、どちらの動作を先に行なうか選択しなければいけませんが、まずは中圧ホースを外す事を行なってください。それから、スーツ内の余分な空気の排気です。

もし何らかの事情で中圧ホースを取り外せない、そして浮力を排気バルブから余分な空気を抜くことでコントロールできないケースには、泳ぐのを辞め、浮上が始まる前に状況を把握し、上述のアクションを取れるように落ち着いて行動をして下さい。

ドライスーツに装着されている排気バルブのうちのいくつかは、吸気が行なわれるなんかよりも早いスピードで排気することが可能な仕様となっているケースもありますが、スーツやアンダーウェア、ハーネス等の組み合わせによって、仕様どおりの排気ができないケースもあります。

それでも急浮上してしまった場合には

もし、上述の方法によって、開きっぱなしになってしまった吸気バルブに対して対処が正しく出来たケースでも、(スーツ内に入ってしまった余分な空気の量によっては)、適性なスピード以上での浮上が始まってしまうケースもあります。

そのようなケース、もしくは、浮上をコントロールできたケースでも、ネックシール、もしくは、リストシールを開けて排気する準備をしておく必要があります。勿論、浮上スピードをコントロールするために、この対処法を行なえばスーツには水が入ってきます。なお、スピードをコントロールするテクニックの一つとして両手足を大きく左右又は前後に広げ、水の抵抗を大きくし、浮上スピードを和らげる事もできます。これを「フレアリング」と言います。

排気バルブが目詰まりしていたら

古いインナーウェアの中には、スーツの内側の排気バルブに擦られることによって毛玉が出来てしまうものがあります。

もし、この毛玉が排気バルブに詰まってしまうと、排気バルブから適切に排気が行なわれなくなるケースがあります。毛玉だけではなく、インナーに付いている装飾がとれて排気バルブに詰まる事があるかも知れません。もし、排気バルブが開いたまま詰まってしまったら、スーツは適切に空気を保持できず、水も入ってくるでしょう。そのケースでも、首や、右腕を高く上げれば右腕部分に多少の空気をキープできます。しかし、このケース、すぐにダイビングを中止方が良いでしょう。

排気バルブが閉じている状況で目詰まりしたら

排気バルブが毛玉や何らかの異物で目詰まりしてしまっても、浮上を行なう時まで気が付かないかもしれません。もし排気バルブが正常に機能していない事に気が付いたら、すぐに浮上をやめてください。スーツに装着されているのがオートマチックバルブであれば、バルブを回してみて変化がないかどうか、手動排気ボタンを押してみて、排気ができないか、やってみて下さい。もしも排気バルブが手動型であれば、目詰まりしてしまっていたら余り出来る事は無いかもしれません。これらも、ダイビング前のセルフチェックで確認できますのでチェックは忘れないようにしましょう。