スキューバダイビングの資格と器材

海へ潜れダイビング!「ダイビングの魅力」

スキューバダイビングの資格と器材

さて、そんなスキューバダイビングですが、基本的に日本の法律では仕事以外の目的である場合には資格を必要としません。ただ、資格や免許が必要ないと言っておきながら、レジャーダイビングを行う上で潜水器材のレンタルを含むダイビング関連サービスを受けるためにはほとんどのケースCカードの提示が必要であることから、Cカードを取得しなければ事実上スクーバダイビングをする事はできなくなっています。もちろん、Cカード認定インストラクターが同行する体験ダイビングといったものや、Cカード取得のための講習では必要ないということになっていますが、基本的に必要ないとは言っても、必要になってきます。

また一方で、スクーバダイビングは、器材に頼るレジャーですので、器材選択は安全管理の基本にもなります。ここではそんなスキューバダイビングにとって欠かせない、機材についてと、資格について学んでいきましょう。

一般的な機材とは?

スキューバダイビングで実際に用いられる機材は沢山あり、またそのダイビングスタイルによっても用いる機材が異なったりしますが、大まかに分類し、紹介していくとすれば、以下のような物が用いられることがあります。

スクーバ・タンク
呼吸ガス(ほとんどのケース、普通の空気)を水中に携行するための容器。スチール製又はアルミ製。
レギュレーター
タンク内の圧力を呼吸に適した圧(周囲圧=水圧)にオートマチックに調整しダイバーに供給します。
ダイビングスーツ
ダイバーを低体温と皮膚の損傷から保護します。主にウェットスーツとドライスーツに分けられます。
BC、BCD
水中では浮力を調節します。水面では救命具同様、プラス浮力を確保出来ます。
マスク
いわゆる「水中メガネ」。水中で物を見やすくします。水泳用と違い、鼻も入る枠組みとなっています。
フィン
いわゆる「足ヒレ」。水面・水中での移動を容易にします。ブーツを履く型と素足で履く型があります。
スノーケル
水面で顔面を水につけたまま呼吸できるようにします。左側に取り付けるのが普通です。
ウェイト
ダイビングスーツによる余分の浮力を相殺し潜行を可能にします。主として着用するスーツにより必要ウェイト量が変わる。
ウェイトベルト
ウェイトを身体に固定します。腰への負担を軽減出来る製品もあります。
残圧計
タンク内の空気の残量を表示します。アナログが大半ではありますが、デジタル表示の製品もあります。
深度計
潜水深度を表示します。現在ではあまり使われず、殆どはダイブコンピューターにとって換わられています。
コンパス
いわゆる「方位磁石」。水中で方向を表示します。一部ではあるがデジタルコンパスも市販されています。
時計
防水時計です。近年ではダイバーウォッチを着けたダイバーは稀で、ダイブコンピューターが一般的です。

特にこれらの機材に関しては購入することも出来ますが、レンタルすることも可能になっています。また、レクリエーショナルダイバーである場合はスクーバ・タングの重さと運搬が大変である上、その保管や運搬などに逐一法規制を受けることがあるという関係性もあり、ほとんどの場合、その都度レンタルしていることがあります。またスクーバ・タンクは基本的に圧縮空気を使うのですが、酸素濃度を増やし、窒素濃度を減らしたエンリッチドエアナイトロックスを使うこともあります。この場合だと空気潜水などよりも最大深度が、厳しく制限されることになります。レクリエーションダイバーが最も頻繁に潜る深度である10 - 30メートルを少し超える辺りの深度で無減圧限界時間を伸ばすことが出来るようになっています。また、空気潜水と同等のプロフィールで潜水したケース、減圧症の罹患率を下げる効果があるとも考えられているそうで、特に深く潜るケースにはヘリオックスガス(酸素・ヘリウム混合ガス)やトライミックスガス(酸素・窒素・ヘリウム混合ガス)を用いることもあって、何れも酸素濃度は空気なんかよりも低く設定するそうです(深く潜るほど、酸素濃度は低くしなければいけない)。

また、当然のことながら、空気(中層用)やエンリッチド・エア;ナイトロックス(浅場用)を含む数本のタンクを携行することが必要となって、加速減圧(体内窒素の急速な放出)の為に純酸素を携行するケースもあります。最近ではリブリーザーを用いるダイバーも徐々に増えています。